市川市文化振興財団とは
市川市文化振興財団は、市民の皆さまが文化・芸術に親しみ、創造し、交流できる場を提供することを目的に活動しています。
1985年に市川市文化会館の管理運営を目的として設立され、2002年には文化振興活動全般を担う組織へと発展。2011年には公益財団法人として認定されました。
市川市の「文化振興ビジョン」に基づき、多彩な文化・芸術活動を支援し、市民の皆さまに発表や鑑賞の機会を提供しています。
① 誰もが芸術を楽しみ参加することができる
年齢・障がいに関わらず、だれもがどこでも文化芸術に触れ、参加し、楽しめる機会を創出します。
市民の文化芸術活動の交流の場となる取り組みを推進します。
主な取り組み
市民文化サポーター事業
【音楽】
演奏会の企画・運営を行っています。
曲目の検討、チラシ・プログラムの作成、当日の舞台進行やフロントスタッフなどの役割を担い、市民の視点が活かされた公演を実現しています。
【美術】
「街かど美術展」や「ワークショップ」「美術講座」を毎年企画・実施しています。
「街かど美術展」は、市川在住、通勤、通学の方が様々なジャンルの作品を出品しています。
募集、受付、展示レイアウトをはじめ、チラシ・図録など印刷物の作成もサポーターが行っています。
オーケストラと歌おう 春のうたごえ
一般公募により結成された合唱団と市民オーケストラに加え、新人演奏家コンクール受賞者がソリストとして出演。
財団オリジナル公演の一つで、市民がプロと共演出来る貴重な機会となっています。
合唱団はプロの指揮者、指導者からの指導を受け、公演の半年前から練習を行っています。
舞台体験と発表の機会の提供
市民の皆さんが大ホールの舞台を体験できる「フェスティバル」を毎年開催。
音楽、ダンス等ジャンルは問わず、大人から子どもまで、市民であればだれでも申込み可能です。
毎年多数の申込みがあり、市民に発表の機会を提供しています。
芸術文化奨励賞
文化芸術活動の新人の発掘、育成を理念とし、市川市にゆかりがあり若年でありながら目覚ましい活躍をする方を表彰しております。
また受賞者の顕彰イベントを開催し、その作品や業績に触れる機会を提供しています。
市川よみっこ運動
読書を通じて子ども達と大人が交流を深め、社会貢献をしようという地域運動です。
当財団元理事長である故井上ひさし氏が提唱し、2007年より菅野地区からはじまり、少しずつ形態を変えつつも井上氏の意志を継いで活動しています。
ワークショップ
各施設において、夏休みやクリスマスの時期にこども対象のワークショップを実施しています。
工作からダンスまで、内容は様々。参加者みんなで楽しみを分かち合え、活発なコミュニケーションがとれる場を提供しています。
ボランティア事業
定期的に実施している情報誌の発送作業や、コンサートにおけるチケットもぎり・会場案内、ギャラリーでの展示監視などで市民の方々がボランティア活動を行っています。
特に子ども向け公演等での対応は、各々の豊かな経験が活かされています。
② 未来を担う豊かな才能を発掘し育成する
才能ある新人アーティストを発掘し、文化芸術活動の機会を創出することで、「育成支援」と「市民の鑑賞機会の提供」の充実と拡大に取り組んでいます。
主な取り組み
新人演奏家コンクール
1988年より毎年開催している新人演奏家コンクールは、弦楽器、管・打楽器、ピアノ、声楽、邦楽器の5部門を設けています。
2017年より個性豊かな才能を求めて「即興オーディション」も実施しています。
フレッシュアーティストバンク
新人演奏家コンクールと即興オーディションの受賞者は、財団フレッシュアーティストバンクに登録されます。様々な楽器奏者との編成やプロの演奏家との共演プロデュースにより、貴重で実践的な演奏機会を提供しています。
新人演奏家によるサテライトコンサート
小学校・保育園・福祉施設など、市内各所でフレッシュアーティストバンクに登録された新人演奏家によるコンサートを企画・実施しています。
いちかわ未来の画家コンクール
美術分野における若い人材の発掘・育成の推進を目指し、市川市及び近隣4市の中高生を対象とした絵画コンクールを実施しています。
年々、参加校と出品数が増え、多様な作品が集まるようになりました。
若者の芸術活動を支える事業として、継続的に取り組んでいきます。
中山忠彦デッサン教室
日本を代表する洋画家で日本芸術院会員の中山忠彦氏によるデッサン教室には、小中高生から大人まで幅広い年代の方が参加しています。
初心者でも本格的なモデルデッサンに取り組むことができ、毎年好評のワークショップとなっています。
いちかわアーティストバンク
アーティストの活動の場を充実させ、市民が文化芸術に触れる環境をつくります。
音楽、伝統芸能、美術、演劇、ダンスなど幅広い分野のアーティストが登録しています。
③ 質の高い文化芸術を発信する
質の高い文化芸術を市民が気軽に鑑賞できる機会を継続的に実施します。
主な取り組み
公演
高いクオリティの様々な文化・芸術を提供しています。
観て、聴いて、感じる。事業の視点 公演 心豊かになる至福の一時がここにはあります。
展覧会
市川にゆかりのある作家を市民の皆さんに紹介する展示や、各ジャンルの著名なアーティストによる展覧会を行っています
これからの取り組み
- 市川市の文化政策と連携し、より専門的で柔軟な文化事業を展開
- 施設の活用促進と財源確保を図り、新たな文化活動を支援
- 時代の変化に対応し、より多くの方が安心して文化を楽しめる環境を整備
市川市文化振興財団は、市民が文化芸術に触れ、参加し、創造する機会を提供するため、幅広い活動を展開しています。
今後も文化振興の中心として、市川市の芸術文化の発展に貢献していく方針です。